今この時代(とき)を生きる

加藤 政和現在、地元喜多方市の設備会社にて、現場や経営業務、そして仕事以外での活動に追われながらも充実した日々を過ごしています。東北科学技術短期大学の2期生として卒業し、17年経った今でも感じるのは、短大で過ごした日々が私の人生のベクトルに大きな影響を与えてくれたと自負しています。日々専門分野を学び得られた知識は言うまでもなく、サークルや研究室での経験・交流、そして友人達とのかけがえのない時間、就職活動での人間関係等、その一つひとつを大切に過ごせたからこそ今に活きていると実感しています。

今回、同窓会報への寄稿依頼は私が日々SNSにて投稿している、仕事以外の活動を恩師が読んでくれたからだと思うので、その辺を少し書きたいと思います。現在、私は仕事以外に地域の青年会議所(JC)に所属し活動をしています。JCを知らない人も多いと思いますが、地域づくり、人づくり等を行っている団体です。地域に向けた講演会を開催したり、青少年育成事業を行ったりしていますが、本年は数ある事業の一つとして「子ども絵画コンクール」と題し、被災した福島県の子ども達の「夢」を描いてもらう事業を開催し、8000枚以上の夢の詰まった絵画が集まり展示を行いました。こういった事業を開催するにあたり大切なのは、事業の背景・目的も大切ですが、地域や人からの理解や協力、そして何より信頼が不可欠です。これは仕事でも同じ事が言えますし、仕事と同じくその事業単体で終わるのではなく、今後に繋がり様々な展開を生んでくれます。学業や仕事だけにとらわれず、様々な分野で活動することが仕事の発展にも繋がり、自分、そして会社を成長させてくれるものと私は思っています。

最後に、タイトルの「今この時代を生きる」これは私が昨年、JCの理事長時代にスローガンに込めた想いです。今、学生であれ、社会人であれ、今この時代を生きていく強い意志と、勉学や職場の自分だけの狭い環境だけではなく、地域を、日本を広く見渡せる視野を持って仕事や地域活動に励んでいかなければなりません。今後も母校が歴史を紡ぎ、益々発展してくれることと、在校生、卒業生の様々な分野での大いなる活躍を切に願います。