戦う介護福祉士、目指すは世界一。
私は、医療福祉学部保健福祉学科生活福祉専攻を平成22年3月に卒業し、介護福祉士を取得しました。
大学では講義や介護技術だけでなく、施設などの実習で貴重な経験ができ、実習先の職員の方や大学の先生方のアドバイスで自分自身を成長させることができました。また、学習以外の面でも先生方に自分自身の夢を親身になって相談に乗っていただいたり、応援していただいたのが今の自分に繋がっています。というのも、大学時代の目標として介護福祉士の取得と共に、幼い頃からの夢であったプロキックボクサーになりたいと考えていたのです。
大学2年生(平成19年)でキックボクシングのプロライセンスを取得しましたが、大学の友達との遊びや勉強を言い訳にして練習をサボった事もありましたし、今思えば、プロ選手としての覚悟や努力が足りなかったと感じます。
卒業してからは介護職に就き、キックボクシングとの両立を行っていましたが、プロの成績は負けが多くなり、途方に暮れる事もありました。そんなとき、施設の利用者から「若いんだから負けたっていいんだよ。いつでもやり直しきくよ。」と声をかけていただいたのが心に残り、夢であったチャンピオンを本気で目指そうと思い、施設を退職しました。その後、アルバイト等で生計を立てていましたが、縁あって知り合いの方に現在の施設を紹介して頂き、昼間は非常勤で働きながら、夜間にキックボクシングの練習に打ち込む事ができました。
そして努力が実り、今年の5月6日、後楽園ホールで行われたJ-NETWORKスーパーフライ級タイトルマッチで4ラウンドKO勝利を収め、念願であったチャンピオンになりました。私はさらに世界チャンピオンを目指し頑張っています。在学生の皆様も夢に向かってお互いに頑張りましょう。